判例アンテナ
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最終巡回: 2026年4月25日 09:43
2019年6月
謝罪広告等請求事件
書籍による名誉毀損につき真実性・相当性を否定し慰謝料等110万円の支払を命じた一方、差止めについては北方ジャーナル事件の基準を私人の名誉権侵害にも準用し、真実でないことの明白性を欠くとして棄却した事例。
住居侵入,強盗致傷,強盗,窃盗被告事件
警察官を装って被害者宅に侵入し刃物で脅して現金を強取し軽傷を負わせた共犯による強盗致傷事案につき、同種事案の中程度と位置づけ、役割の差は小さいとして被告人両名をそれぞれ懲役4年6月に処した事例。
覚せい剤取締法違反(変更後の訴因|国際的な協力の下に規制薬物に係る不正行為を助長する行為等の防止を図るための麻薬及び向精神薬取締法等の特例等に関する法律違反,覚せい剤取締法違反)被告事件
約1年間に40名超に対し700回以上覚せい剤を業として譲り渡し多額の利益を得た営利目的所持・譲渡事案につき、同種事案の中でもやや重い部類に位置づけ懲役8年6月及び罰金300万円を科した事例。
発信者情報開示請求事件
ファイル共有ソフトによるレコード送信可能化権侵害について、プロバイダ責任制限法4条1項に基づき経由プロバイダに対する発信者情報開示を認めた事例。
入札談合等関与行為の排除及び防止並びに職員による入札等の公正を害すべき行為の処罰に関する法律違反,公契約関係競売入札妨害被告事件
公共工事の設計金額等を業者に漏えいした市職員に対し、官製談合防止法違反及び公契約関係競売入札妨害罪により懲役1年6月執行猶予3年を言い渡した事例。
特許権侵害差止等請求事件
抗ウイルス性衛生マスクの特許につき、構成要件該当性を肯定して侵害を認め、先使用権及び進歩性欠如の抗弁を排斥した上で差止・廃棄・損害賠償を命じた事例。
不正競争行為差止等請求事件
有名ブランドバッグの形態について商品等表示性(特別顕著性・周知性)と類似・混同のおそれを認めつつ著作物性を否定し、不競法5条1項ただし書により販売数量の90%を控除した事例。
(事件名なし)
特許料の追納期間徒過につき、特許法112条の2第1項の「正当な理由」をDue Care基準で解釈し、代理人事務所への指示不明確等を理由に正当な理由を否定した事例。
川内原子力発電所設置変更許可取消請求事件
原子炉設置変更許可処分取消訴訟において半径250㎞圏内の住民の原告適格を認めつつ、予知不可能な破局的噴火は安全性確保の想定対象外として処分の違法性を否定した事例。
異議申し立て棄却処分取消請求控訴事件
特許料追納期間徒過に係る「正当な理由」について、特許権者の傷病を考慮してもほぼ毎週通院可能であった以上相当な注意を尽くしたとはいえないとした事例。
覚せい剤取締法違反
倉庫で覚醒剤約340kgを所持したとして起訴された事案につき、被告人が覚醒剤の隠匿を認識していたとは合理的疑いを超えて認められないとして無罪を言い渡した事例。
(事件名なし)
公判期日の入退廷時に被告人が手錠・腰縄を施された姿を裁判官・傍聴人から見られないよう遮蔽措置を採らなかった裁判官の法廷警察権の行使が、裁量権の逸脱濫用に当たらず国家賠償法上違法とはいえないとした事例。
労災保険遺族補償給付等不支給処分取消請求事件
営業社員が業務中に急性心不全で死亡した事案につき、月平均70時間超の長時間労働と大口取引先関係に起因する恒常的な精神的緊張、発症直前の過酷な消毒業務を総合考慮して業務起因性を肯定し、労災不支給処分を取り消した事例。
年金記録不訂正決定取消請求事件
厚生年金被保険者記録訂正請求において、事業主による届出・納付の証拠はないものの、勤務実態と先輩従業員の給与からの保険料控除実績等から「社会通念に照らして明らかに不合理ではなく、一応確からしい」との基準に該当するとして、不訂正決定を一部取り消した事例。
窃盗
自動二輪車を窃取した上、深夜に女性3名から相次いで現金入りのかばんをひったくった窃盗事犯につき、同種前科で4回服役した経歴等を重視し、求刑懲役4年に対し懲役2年8月を言い渡した事例。
審決取消請求事件
アルツハイマー病等の治療用透析液製剤の製造方法に係る特許出願について、Aβ結合化合物を用いる血液透析に関する引用文献と四量体ペプチド・PEG架橋ゲルに関する学術論文を組み合わせる動機付けがあるとして、進歩性欠如により特許を受けられないとした審決を維持した事例。
不正競争行為差止等請求事件
食品・調味料用ガラス瓶の類似形態販売をめぐる不競法2条1項1号違反請求につき、原告商品形態の特別顕著性・周知性を否定し、事業者間取引であることから混同のおそれも認められないとして、不正競争行為及び一般不法行為の成立をいずれも否定した事例。
特許権侵害差止請求事件
後発医薬品メーカーの高リン血症治療薬製剤が訂正発明の構成要件(崩壊剤クロスポビドンの含有率5.6〜12質量%)を充足すると認めるに足りる証拠がないとして、特許権侵害を理由とする差止・廃棄請求を棄却した事例。
時間外手当請求事件,損害賠償請求事件
病院臨床検査技師の長時間労働による自死につき、使用者の安全配慮義務違反を認めて損害賠償請求を認容しつつ、既払額が元利合計を超えるとして全債務消滅により請求を棄却した事例。
殺人
妻との口論の末、ハンマーで頭部を複数回殴打しナイフで頚部を切り付け殺害した事案につき、最初の殴打段階から殺意を認定した上で、自首等を考慮し懲役14年とした事例。
判例データの一部は、国立情報学研究所(NII)が提供する CaseLaw LOD(CC BY 4.0)を利用しています。