判例アンテナ
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最終巡回: 2026年4月25日 09:43
2019年7月
殺人,死体遺棄被告事件
別居中の妻に対し、ハンマー殴打と絞頸による計画的殺害及び偽装工作・死体遺棄に及んだ事案につき、配偶者殺害事例の中でも最も重い類型として懲役18年を言い渡した裁判員裁判の量刑判断。
現住建造物等放火被告事件
直接証拠を欠く現住建造物等放火事件において、合い鍵作製・着火材購入・犯行時間帯の車両停車等の間接事実の総合評価により犯人性を認定し、懲役6年を言い渡した事例。
建物明渡請求事件
病院地下の売店・自動販売機・公衆電話設置区画の賃貸借につき、売店部分を借地借家法上の「建物」と認め契約の一体性と更新拒絶の正当事由を否定して明渡請求を棄却した事例。
一時金申請却下処分等取消
中国残留邦人等支援法2条1項1号にいう「日本国民として本邦に本籍を有していたもの」の意義と、両親の一方のみが本邦に本籍を有していた者を原則対象外とする区別の憲法14条1項適合性が争われた事例。
殺人,非現住建造物等放火被告事件
妄想性障害を背景に近隣住民5名を殺害し2軒を放火した事案につき、妄想の動機形成への影響を踏まえても行為選択性を肯定し死刑を維持した原判決を是認した事例。
窃盗,強盗
元勤務先コンビニからの現金窃取と、共犯者と共謀のうえ深夜のコンビニ店員に刃物と粘着テープで暴行・脅迫を加え金銭を強奪した強盗事案につき、酌量減軽の上懲役4年を言い渡した量刑事例。
著作権に基づく差止等請求事件
公衆電話ボックス内に金魚を泳がせる美術作品について、基本的発想はアイディアにすぎず著作権法上の保護は及ばず、具体的表現レベルでも両作品は相違するとして複製権・同一性保持権侵害を否定した事例。
審決取消請求事件
カタログオーダーギフト業者によるギフトカタログを介した商品譲渡は、小売等役務(商標法第35類)に該当し、カタログ表紙への商標表示は指定役務についての商標の使用に当たるとして不使用取消審判請求を退けた事例。
特許法第1条の違反,及び,特許権侵害,慰謝料等被害請求事件
特許権侵害主張を否定するとともに、別件確定判決の成立過程における相手方の主張等を理由とする損害賠償請求は、不正行為により容認し得ない特別の事情がない限り既判力により許されないとした事例。
(事件名なし)
原発運転差止仮処分抗告審において、基準地震動策定・配管安全性・火山事象(カルデラ破局的噴火)のいずれも新規制基準適合性に不合理な点はないとして、人格権侵害の具体的危険を否定した事例。
プログラム著作権確認並びに著作権侵害差止請求控訴事件
ソフトウェア譲渡契約の対象範囲は契約書の客観的文言から合理的に解釈すべきであり、登録済み・非登録双方のプログラムを包括譲渡する旨の文言を覆す事情は認められないとして、錯誤・要物契約性・公序良俗違反の主張を退けた事例。
不当利得返還請求控訴事件
導光板特許について、被告製品の微細構造体は照光面側に設けられ構成要件の「裏面」に該当せず文言侵害は成立せず、本質的部分(回折機能の機序)を欠くとして均等侵害も否定し不当利得返還請求を棄却した事例。
殺人,死体遺棄,窃盗,有印私文書偽造・同行使,電磁的公正証書原本不実記録・同供用,詐欺未遂被告事件
浪費の発覚を免れるため就寝中の夫を扼殺し死体を遺棄するとともに金銭窃取・私文書偽造等を行い、小学生の長女を犯行に巻き込んだ事案について、落ち度のない配偶者殺害事件として有期刑上限近くの懲役23年を言い渡した事例。
業務上過失往来危険,業務上過失致死被告事件
瀬戸内海で船長がスマホ操作後に避航措置を誤り衝突、2名を溺死させた業務上過失致死事件。避航義務違反と冷静さを欠いた操舵操作の悪質性を認めつつ、過失犯の量刑傾向との均衡から執行猶予上限の禁錮3年執行猶予5年とした事例。
登記引取等請求事件
前訴で金銭消費貸借契約の成立を積極的に主張して相手方の請求を棄却させた当事者が、譲受人からの貸金返還請求訴訟で一転してその成立を否認することは、信義則違反の成否を左右する事情として審理を尽くすべきとして原判決を破棄差戻しした事例。
損害賠償等請求事件
蛍光色素の専用実施権設定契約で、技術情報開示の不十分さや未公開特許の秘匿により共同研究契約締結に至らなかった事案につき、民法130条の故意による条件成就妨害も詐欺による不法行為も否定した事例。
審決取消請求事件
著名自動車メーカーが電動車の新ブランドとして採択した欧文字2字商標「EQ」について、市販開始前段階でも国際的モーターショー発表や集中的な広告宣伝により短期間で識別力を獲得したとして、商標法3条2項該当性を認めた事例。
審決取消請求事件
検査用照明器具の放熱部分に係る部分意匠について、電源ケーブル引き出し位置や支持軸体の太さを需要者の着目点として重視し、引用意匠との類似性および当業者の創作容易性のいずれも否定して無効審判不成立審決を維持した事例。
未払賃料等請求事件
サブリース契約のオーナーとの家具・家電メンテナンスサービス契約について、オーナーの事業者性を認めて消費者契約法の適用を否定し、契約内容の合理性を肯定して公序良俗違反・錯誤・債務不履行解除等の主張をいずれも退けた事例。
過失運転致死傷被告事件
選挙管理委員会職員が月229時間超の残業による過労状態で居眠り運転に陥り5名を死傷させた過失運転致死傷事件につき、過酷な勤務実態は酌量すべきも過労運転を回避する義務があったとして禁錮2年執行猶予3年とした事例。
判例データの一部は、国立情報学研究所(NII)が提供する CaseLaw LOD(CC BY 4.0)を利用しています。