高橋彩裁判官の担当裁判例
全169件の裁判例
2019年
審決取消請求事件
実用新案登録の請求項における「介して」の連結関係は明細書・図面の技術的意義に照らして限定的に解釈され、サポート要件・明確性要件に適合するとされた事例。
損害賠償等請求控訴事件
クレーム文言「入力」の意義が明細書上一義的に定まらず不明確である場合、構成要件充足を認めることができず特許侵害は成立しないとした事例。
手続却下処分取消請求控訴事件
在外出願人の国内特許管理人事務所がランサムウェア感染で審査請求指示メールを受信できず出願がみなし取下げとなった事案につき、電子メールのみに依拠し到達確認を欠く期限管理は相当な注意を尽くしたとはいえず特許法48条の3第5項の「正当な理由」を認めなかった事例。
審決取消請求事件
特許無効審判の審決取消訴訟における確定判決の拘束力は同一無効理由の下で新証拠による事実認定の蒸し返しを封じるとされた事例。
審決取消請求事件
油中における振り子固有振動数低下は周知事項であり、油影響を補償するオーバーチューニング設計は容易想到であって、特許請求の範囲はサポート要件にも違反するとした事例。
審決取消請求事件
商標法4条1項15号の「混同を生ずるおそれ」には他人表示の最低限の周知著名性が前提となり、周知性を欠く引用商標には同号適用の余地がないとした事例。
審決取消請求事件
二酸化炭素含有粘性組成物に係るキット発明の進歩性につき、引用発明と副引用文献とでは化粧料の使用目的もアルギン酸ナトリウムの配合目的も異なり、課題の共通性や組合せの動機付けが認められないとして、進歩性を肯定した審決を維持した事例。
審決取消請求事件
二酸化炭素含有粘性組成物に係る2剤型キット発明の進歩性につき、引用発明のPEG被覆粉末ではダマ形成問題が当てはまらず、ガス保留性良好な試験結果に照らし持続性向上や攪拌の煩雑さを課題と認識する動機付けもないとして、進歩性を肯定した審決を維持した事例。
審決取消請求事件
魚油から臭素化難燃剤・PCB等の環境汚染物質を揮発性作業流体添加のもとストリッピング処理で除去する方法特許につき、周知の汚染事実と蒸気圧の原理から進歩性を否定し審決を取り消した事例。
2018年
審決取消請求事件
「ブロマガ/BlogMaga」の2段書き登録商標につき、「ブロマガ」単体の使用では外観・称呼・観念のいずれも異なり社会通念上同一とはいえないとして不使用取消審決を維持した事例。
審決取消請求事件
2段併記商標「ブロマガ/BlogMaga」は各単独商標と外観・称呼・観念いずれも同一でなく、片側のみの使用は社会通念上同一商標の使用に当たらないとして不使用取消を維持。
損害賠償請求控訴事件
同一主引例に基づく無効審判不成立審決が確定した後、侵害訴訟で同一事由の無効主張をすることは特許法167条の趣旨及び訴訟上の信義則に反し許されないとされた事例。
不正競争行為差止等請求控訴事件
大手学習塾のテスト問題を利用した補習塾によるライブ解説・解説本出版は自由競争の範囲内にあり、著作権法・不競法以外の法的利益侵害は認められず一般不法行為は成立しない。
審決取消請求事件
放射能汚染材処分方法の特許出願につき、サポート要件を満たし、役所内検討会議の論点整理資料は具体的技術的思想を欠き引用発明として認定できないとして拒絶審決を取り消した事例。
不正競争行為差止請求控訴事件
元従業員の独立に際する顧客情報の使用につき通常業務の範囲内かつ事業主の承諾があったとして営業秘密不正取得を否定し、看板等の表示も周知性立証不十分として不正競争行為を否認した事例。
審決取消請求事件
ネマチック液晶組成物の特許につき、下位概念化合物を安易に引用発明の構成要素として取り込むことを否定し、課題解決との関係で成分の交換可能性を厳密に評価して進歩性を肯定した事例。
審決取消請求事件
ネマチック液晶組成物の特許無効審判請求につき、類似低粘度成分間の交換可能性を安易に肯定せず、ネマチック相温度範囲への影響を含め総合的に当業者の動機付けを検討し進歩性を肯定した事例。
審決取消請求事件
ネマチック液晶組成物の特許につき、低粘度成分の高濃度単独配合は技術常識上動機付けられず当業者の予測を超える二律背反的物性の両立効果を認めて進歩性を肯定した事例。
審決取消請求事件
光配向用偏光光照射装置特許の無効審判請求不成立審決について、引用発明が既に照度均一化の課題を解消しているため他技術を組み合わせる動機付けがないとして、進歩性を肯定した審決を維持した事例。
審決取消請求事件
馬蹄形磁石に導線を巻いて電磁波を変化させるとする「ゆとり発生装置」の出願につき、物理法則に反し当業者が実施可能な程度の記載を欠くとして拒絶審決を維持した事例。
判例データの一部は、国立情報学研究所(NII)が提供する CaseLaw LOD(CC BY 4.0)を利用しています。