野上誠一裁判官の担当裁判例
全98件の裁判例
2020年
不当利得返還請求事件,損害賠償請求事件
OEM販売先が独自開発した競合製品の販売につき、特許権侵害・不正競争・契約上の競合品販売禁止義務違反をいずれも否定した事例。
損害賠償等請求事件
パチンコ店向け販促ツール業者が店舗経営会社に信用毀損を主張した事案で、競争関係の不存在及び社内注意喚起の正当性から請求を棄却。
特許権侵害差止等請求事件
マッサージチェアに係る複数の特許権侵害差止等請求につき、明細書記載の技術的意義に沿って構成要件を限定解釈し、文言侵害・均等侵害のいずれも否定した事例。
著作権侵害差止等請求事件
デザイン制作委託契約において、委託者による宣伝広告・販促目的での制作物利用につき黙示の利用許諾を認め、著作権侵害差止・報酬請求をいずれも棄却した事例。
不当利得返還請求事件
携帯電話の着信時画像・メロディ表示に関する特許権侵害を理由とする不当利得返還請求について、一部発明につき拡大先願による無効を認め、他の発明についてはコンテナ型動画ファイルを用いる被告製品の構成要件充足性を否定して請求を棄却した事例。
特許権侵害差止等請求事件
システム製品に組み込まれた侵害部品の損害額算定につき、特許法102条2項の推定を技術的貢献度等から9割覆滅して一部認容した事例。
特許権侵害差止等請求事件
特許法102条2項の侵害者利益を限界利益と捉えた上で、従業員が侵害品専従でない以上「手間」(人件費)は直接関連する追加的経費に当たらないとして控除を否定した事例。
損害賠償請求事件
著名芸術家のブロンズ像の無断複製につき、著作権法114条3項の許諾料相当額を従前の許諾料の半額と算定し、侵害者の廉価販売による下落を同項の趣旨から排した事例。
2019年
意匠権侵害差止等請求事件
EMSトレーニング機器の意匠権侵害訴訟において、意匠の類否は基本的構成のみならず具体的形状の与える美感を総合考慮すべきとし、両意匠の印象の相違を理由に類似性を否定した事例。
損害賠償請求事件
焼売用容器の底部に関する部分意匠につき、X字状突条や底部凸部等を要部と認定して類似性を肯定し、製造業者の調査義務違反も認めて共同不法行為者に5888万円の連帯賠償を命じた事例。
特許権侵害差止等請求事件
広告配信特許の構成要件「指定地域外に出た後再び戻っても同じ広告情報を送信しない」につき、位置情報による退出・再入域の把握構成を要すると解し、技術的範囲への属否を否定した事例。
製造販売差止等請求事件
特許権とノウハウを対象とするライセンス契約の中心を特許実施許諾と認定し、特許消滅後のロイヤルティ支払義務の存続および営業秘密該当性を否定した事例。
商標権侵害差止等請求事件
バレエスクールの商標権侵害を認めつつ、名称変更により差止めの必要性を否定し、商標法38条3項の使用料相当損害額を大幅に減額した事例。
著作権侵害差止等請求事件
業務委託により制作されたウェブサイトの著作権帰属について委託元企業への帰属を認めるとともに、仮に制作者に権利があるとしてもその行使は権利濫用に当たるとした事例。
特許権侵害差止等請求事件
基礎パッキン用スペーサに係る特許権侵害訴訟で、特許法102条2項の利益額算定に消費税相当額を含め、侵害品製造用の工場改修費用を法定耐用年数の倍で按分控除すべきとした事例。
差止等請求反訴事件
カラー筆ペンの先口形状・穂先・キャップ・軸・包装態様等はサインペン等を含む同種商品にありふれた形態であり、その組合せにも特別顕著性は認められず、不競法2条1項1号の商品等表示に該当しないとした事例。
特許権侵害差止等請求事件
共有特許の共有者が個人事業として自ら実施した製品を販売した時点で特許権は消尽し、一人会社による転売に特許権の効力は及ばないとし、また国外実施に限定された業務委託契約は特許法73条3項の違反に当たらないとした事例。
特許権侵害差止等請求事件
特許請求の範囲にいう「嵌まる」の意義を明細書・図面と技術的意義から柔軟に解し、共有者不実施の場合に特許法102条2項の推定覆滅事由として同条3項の実施料相当額控除を認めた事例。
損害賠償等請求事件
そうめん流し器の登録意匠につき、ウォータースライダー型レール部と回転器付きトレイ部を結合した形状を要部と認定し、類似する被告商品の差止と104万余円の損害賠償を認めた事例。
損害賠償請求事件
残存期間わずかな特許権の共有持分を細分化して高値で販売した詐欺的商法につき、特許権者・管理会社・販売会社の共同不法行為責任と名目上の役員の会社法429条1項責任を認め、約9032万円の賠償を命じた事例。
判例データの一部は、国立情報学研究所(NII)が提供する CaseLaw LOD(CC BY 4.0)を利用しています。