石本慧
山口地方裁判所
民事部 / 第1部 / 判事
山口家庭裁判所
家事部 / 判事
判検交流
司法修習
新63期
経歴(8件)
2024年3月31日異動
山口地方裁判所判事に補する
山口簡易裁判所判事に補する
2021年4月22日異動
神戸家庭裁判所判事に補する
神戸簡易裁判所判事に補する
2021年1月17日異動
徳島地方裁判所判事に補する
2018年3月31日異動
徳島地方裁判所判事補に補する
徳島簡易裁判所判事に補する
2016年4月8日異動
判事補の職権の特例等に関する法律第一条の規定により判事の職務を行う者に指名する
大阪簡易裁判所判事に補する
大阪家庭裁判所判事補に補する
判事補の職権の特例等に関する法律第一条の規定により判事の職務を行う者に指名する
大阪簡易裁判所判事に補する
出典: 官報
口コミ一覧
★☆☆☆☆
☆1ももったいない・13時間前
面会交流の本質的検討が行われなかった事案
※本投稿は、実際の手続に関与した当事者としての体験に基づく記録です。
【裁判体・事件概要】
神戸家庭裁判所
面会交流調停
担当裁判官:石本慧
【事案の概要】
申立人(父)は、未成年の娘との面会交流について、従来の月1回交流に加え、宿泊を伴う面会交流の実現を求めて申立てを行った。
子ども本人からも、継続的に宿泊交流を希望する発言があった。
【手続の進行状況】
・調停は複数回(4回以上)実施
・相手方本人が欠席し、代理人のみ出席する期日が複数回存在
・申立人側の提案について、次回期日に回答が示されない状況が継続
・宿泊交流の可否について、具体的な検討や理由提示は行われなかった
【裁判官の対応】
・申立人側の主張中に発言を遮り、「それはできない」との趣旨の発言が繰り返された
・警察関連の事象について、面会交流と直接関係しない事項にもかかわらず繰り返し言及があった
・「書面を提出しないのであれば審判に移行する」との趣旨の発言が複数回あった
・代理人が調査の実施を提案したが、「調査は不要」として採用されなかった
【問題と感じた点】
・宿泊交流という本来の争点について、十分な審理がなされていないように感じられた
・一方当事者の主張に偏った形で議論が進行している印象を受けた
・警察関連の事項が過度に重視され、面会交流の本質的検討が行われなかった
・申立人側の発言機会が制限されていると感じる場面があった
【結果・影響】
・調停において建設的な議論が成立しない状況となり、申立人はやむを得ず申立てを取り下げた
・従前実施されていた面会交流も不安定化し、一定期間子どもと会えない状況が生じた
【総評】
本件では、面会交流の内容(特に宿泊交流)に関する具体的かつ実質的な検討が十分に行われたとは言い難いと感じられる。
また、当事者双方の主張の取り扱いや手続進行において、よりバランスの取れた運用が望まれる事案であった。