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知財

著作権侵害差止等請求本訴・損害賠償請求反訴控訴事件、損害賠償請求反訴附帯控訴事件

判決データ

事件番号
令和7(ネ)10007等
事件名
著作権侵害差止等請求本訴・損害賠償請求反訴控訴事件、損害賠償請求反訴附帯控訴事件
裁判所
知的財産高等裁判所
裁判年月日
2025年8月7日
原審裁判所
東京地方裁判所
原審事件番号
令和3(ワ)5411

AI概要

【事案の概要】 本件は、シナリオライターである原告が、漫画家である被告に対し、原告が執筆したRPGシナリオ(原告シナリオ)に依拠して被告が漫画(本件漫画)を制作・販売した行為が、原告の著作権(翻案権)及び著作者人格権(公表権・氏名表示権・同一性保持権)を侵害するとして、不法行為に基づく損害賠償合計約400万円を請求した事案(本訴)である。被告は反訴として、本訴提起が不当訴訟に当たるとして損害賠償250万円を、また原告がDiscordサーバー上に行った投稿が名誉毀損に当たるとして損害賠償220万円をそれぞれ請求した。原審は本訴請求を全部棄却し、反訴請求のうち名誉毀損部分を11万円の限度で一部認容したため、原告が控訴し、被告が附帯控訴した。 【争点】 ①原告シナリオの漫画化等についての許諾の有無(著作権侵害の成否)、②著作者人格権侵害の成否、③本訴提起が不当訴訟に当たるか、④Discordサーバー上の投稿による名誉毀損の成否(公然性・同定可能性・社会的評価の低下の有無)、⑤名誉感情侵害の成否、⑥損害額。 【判旨】 控訴・附帯控訴いずれも棄却(原判決維持)。争点①について、被告がDiscord上で原告シナリオのルート2部分を書き直して漫画化する旨を伝えた際、原告が「了解です。ありがとうございます。」と返信したことは、報酬・支払方法の確認にとどまらず、漫画化及び販売を含む許諾の意思表示と解するのが相当であるとした。原告は同日夜の音声通話で契約書作成を求めたが合意に至らなかったと主張したが、証人Aの供述の正確性に疑問があり、漫画のサンプル掲載後も異議を述べた証拠がないことから採用できないとした。争点②について、許諾が認められる以上、公表権・同一性保持権の侵害はなく、「シナリオ協力」との表記も原告シナリオ自体が被告作成の素案に基づくものである経緯に照らし不当とはいえないとした。争点④について、Discordサーバーは限定招待制であるが投稿内容の外部拡散を厳しく管理していた証拠はなく公然性が認められ、メンバーが被告と同定可能であったとして、投稿の一部につき名誉毀損の成立を認め、損害額11万円(慰謝料10万円・弁護士費用1万円)を相当とした。

※ この概要はAIが判決全文をもとに自動生成したものです。内容の正確性には十分注意していますが、誤りが含まれる可能性があります。正確な内容は原文をご確認ください。
判例データの一部は CaseLaw LOD(国立情報学研究所、CC BY 4.0)を利用しています。