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下級裁

窃盗

判決データ

事件番号
令和1わ92
事件名
窃盗
裁判所
名古屋地方裁判所
裁判年月日
2019年12月12日

AI概要

【事案の概要】 本件は、被告人が共犯者Aと共謀の上、令和元年5月17日午前2時28分頃、愛知県常滑市の被害者宅駐車場において、駐車中の被害者所有の普通乗用自動車1台(時価約1000万円相当)およびその車内に積載されていた腕時計等2点(時価合計約1040万円相当)を窃取したという自動車盗難事件です。 犯行の手口は、近年社会問題化している「リレーアタック」と呼ばれる新手の盗難方法でした。これは、被害者が自宅で保管しているスマートキーから発せられる微弱な電波を、共犯者が自宅に近づいて無線送受信機で増幅させ、離れた場所にいる被告人がその電波を受信することによって、実際の鍵を所持していないにもかかわらず自動車のドアを解錠しエンジンを始動させて乗り去るというものです。被告人らは、高級車が駐車されている地点が多数登録されたカーナビゲーションを用いて被害車両の所在をあらかじめ把握し、さらに犯行前に車両の処分先まで確保するなど、入念な準備を重ねていました。携帯電話機、トランシーバー、GPS信号妨害機等の道具も準備され、犯行後は速やかにナンバープレートを付け替えるなどの罪証隠滅工作も行われています。被害車両自体は被害者に還付され、保険金による補填もありましたが、被害者は買い替えを余儀なくされ、車内の被害品は未発見のままでした。検察官の求刑は懲役5年でした。 【判旨(量刑)】 名古屋地方裁判所半田支部は、被告人を懲役4年に処し、未決勾留日数中60日をその刑に算入する判決を言い渡しました。 量刑判断においては、まず犯行態様の悪質性が重視されました。リレーアタックは車両に損傷を加えず短時間で盗みを可能にする巧妙な手口であり、周到な事前準備と犯行後の罪証隠滅工作を併せ考えると、本件は極めて計画的かつ手慣れた犯行と評価されました。被害額が約1000万円と高額であり、保険で補填されているとはいえ被害者に実害が生じている点も考慮されました。 被告人の役割についても、事前に機材を準備し共犯者を誘った上、実行行為そのものを分担し、犯行後のナンバープレート付け替えも自ら行っていることから、共犯者より大きな役割を果たし本件犯行を主導したと評価され、相当期間の実刑が不可避とされました。 他方で、被告人が罪を認め被害者に謝罪し被害弁償の意向を示していること、同種服役前科はあるものの相当古いものであることなど酌むべき事情も認定されました。これらを総合考慮し、求刑から1年減じた懲役4年が相当と判断されました。

※ この概要はAIが判決全文をもとに自動生成したものです。内容の正確性には十分注意していますが、誤りが含まれる可能性があります。正確な内容は原文をご確認ください。
判例データの一部は CaseLaw LOD(国立情報学研究所、CC BY 4.0)を利用しています。